こんにちは!!
福井県福井市で交通事故の専門治療をしている
おぐら鍼灸整骨院 小倉宏貴です。
今回はむち打ちについて記します。
むち打ち症ってなに?
一般的に私たちは自動車事故で首を痛めた場合、むち打ち症と呼びますが、
じっくり考えるとむち打ち症ってそもそもどのようなものかわかりますか?
むち打ち症の正式名称は、
【外傷性頚椎捻挫】といいます。
頚椎部(首の部分)を捻挫して、首やその周辺に痛みが現れる症状のことを
むち打ち症と呼びます。
その原因の多くは自動車事故によるものですが、
何も交通事故に限るものではなく、
激しいスポーツのけがなどでもおこりえて
首を強く振ると同様の症状が出ます。
この症状の大きな特徴として、交通事故にあったその日には
出現することがあまりなく、
2~3日後、長いと2~4週間後に様々な症状が出ることが多いです。
【実際に起こっていること】
頚部には7個の椎骨があり、それぞれが関節を作っています。
交通事故の衝撃などで4~5キロある頭部が前後に大きく揺れます。
通常の日常生活ではありえない過屈曲と過伸展が加えられた結果、
頚部にある軟部組織に圧迫や断裂、捻転が生じ様々な症状が発生します。
これは、軟部組織に損傷部分がある為、
病院で、骨の異常を調べるレントゲン検査では、
異常が見つかりません。
MRIでは、軟部組織を調べることができるのですが、
よほど大きい損傷でないと
異常として判別しにくい性質があります。
このような事から、症状はあるのだけれど
検査では異常なしと
診断されてしまうのです。
むち打ちの厄介な点に
客観的に検査異常が見つからない点と
症状だけがあっても
他人からは判別しにくい為、
他人から理解されにくい
ということが挙げれます。
ただ、上手く症状をアピールする方法がありますので、
それは治療時に説明させていただきますね。