自動車保険には自賠責保険と任意保険の2種類あります。
自賠責保険は自動車(車やバイク)を運転する人が必ず加入する義務があり、
自動車損害賠償保障法によって法律で定められています。

任意保険は任意で加入する保険ですが、
自賠責保険だけではまかなえない損害賠償金を補償したり、
自賠責保険が補償しないような物損事故や自損事故を補償したりするためにある保険です。

自賠責保険だけでは賠償金が不足することが多いため、
ほとんどの人が任意保険に加入しています。

物損事故や自損事故などの補償でも適応される任意保険ですが、
目的に応じて7種類あります。

対人賠償保険、対物賠償保険、搭乗者傷害保険、人身傷害保険、
自損事故保険、無保険車傷害保険、車両保険の7つであり、
自分が契約する保険会社で目的に応じて選択し加入します。

対人賠償保険は他人に怪我をさせてしまったときに損害を補償するもので、
自賠責の上限額を超えたときなどに補償します。

対物賠償保険は他人のものを壊したときに補償します。
搭乗者傷害保険は、契約者の車に乗った人全員の怪我まで補償するもので、

人身傷害保険は車に乗っていなくても歩行中などで起こった事故で
家族の怪我も補償するものをいいます。

自損事故保険は相手のいない事故での補償を行います。
例えば、電柱への衝突や崖からの転落などの場合です。

無保険車傷害保険は、事故の相手が保険未加入の場合や、
ひき逃げなどで相手が不明の場合に補償してくれます。

車両保険は契約している車が追ってしまった損害を補償するものです。

自賠責保険は車やバイクを所有している時点で必ず加入するものであり、
任意保険は万が一に備えて、
保険会社と相談して内容を選択して加入するとよいでしょう。

事故の患者さんの補償などを考えると
前の4つ対人賠償保険、対物賠償保険、搭乗者傷害保険、人身傷害保険
には入っておいた方がよいのではないかと思っています。